【体験談】社畜でも沖縄出張で癒された話|波の上宮〜1000ベロ飲み歩きまで

はじめに

  • ダメな自分でも、社畜の自分でも、沖縄に行けた。
  • この出張の機会をくれた会社に、そして夜の飲み代をくれた妻に心から感謝。
  • 人生ちょっとだけ報われたと思えた1日。

【出張が決まった経緯】

6月27日(金)、突然社長から7/1に「沖縄行ってくれ」と言われた。
当初はまさかの日帰り予定だったが、経費を確認したところ、
「1泊した方が安い」という謎のロジックで急遽宿泊付きに。

実は翌日に都内で12時からの商談が入っていたため、
「羽田に11時前に着けば間に合うだろ」という判断で、
翌朝8時発の便で帰るスケジュールになった。

沖縄到着


✈️ 着陸前の機内から。海の青さに「うわ、沖縄来た…!」って気持ちになる瞬間。

なんだかんだでスーツケースを引いて沖縄行きが決定。6:25発の便で那覇に到着したのは9:00。
現地では、普段からやり取りのある協力会社の方と合流し、午前中は一緒に現場を数か所まわり、午後は14時から商談。
合間の昼食は、アメリカンビレッジにある「かめぜん食堂」で、沖縄そばの定食を一緒にいただきました。

アメリカンビレッジ「かめぜん食堂」さんの人気メニュー『かめぜん定食』
沖縄そば、軟骨ソーキ、ジューシーご飯に小鉢とドリンクがついたボリューム満点のセット。観光の合間にぴったりの地元定食!


商談も終わり宿は那覇市・辻にある格安ホテル。
あまり詳しく知らなかったが、辻はどうやら那覇の風俗街らしい。
まぁ寝るだけだからと割り切ってチェックイン。
(ちなみにホテルの写真はこちら👇)

いくら安いといえどこれがホテル?マンションやろ!
部屋は中々でした
普通はユニットバスなのに風呂トイレが別?中は普通より良かった

波の上宮を参拝

那覇空港からほど近い「波の上宮」へ。

青空に映える美しい鳥居と海の風。

📸 波の上宮(なみのうえぐう)の鳥居。
海のすぐそばにある沖縄屈指のパワースポットで、地元の人にも親しまれている神社。
「海の上に浮かぶような神社」という神聖な雰囲気に、思わず足を止めて一礼したくなる場所。
境内へと続く真っ白な鳥居。青空と緑に映えるこの景色に、心が洗われるようでした。ここからさらに神聖な空気に包まれます。
🧧 お守りもいろいろあったけど、やっぱり妻と一緒に来れたらもっと楽しいだろうなと思った。
次に来るときは「これ可愛い〜!」って選んでくれるのを横で眺めてたい。お土産もいいけど、やっぱり一緒に来るのが一番だと思った
🌺 沖縄らしい赤瓦の屋根が印象的な「波上宮(なみのうえぐう)」本殿。
茅の輪(ちのわ)をくぐって、心身を清める夏越の祓。出張中でも、こうして手を合わせる時間を持てるってありがたい。
🪵 波上宮の絵馬掛け所。
願いごとがびっしり。みんなそれぞれの想いを込めて書いてるんだなと思うと、自分も負けてられないなって思った。

波の上宮を後にしてビーチへ向かう途中、慰霊碑が目に入った。
観光地に来ているはずなのに、ふと足を止めて手を合わせたくなった。
戦争があったこの土地に、自分は出張で来て、こうして自由に歩いている。
平和のありがたさを、改めて感じた瞬間だった。

🕊️ 波の上ビーチへ向かう途中に立ち寄った慰霊碑
沖縄戦で犠牲となった方々を悼む石碑。観光の前に手を合わせ、平和の尊さを胸に刻んでから海へ向かいました。

波の上宮で手を合わせたあとは、そのままビーチの方へ歩いてみた。
観光客の声、潮の香り、あたたかい日差し。
スーツのままだけど、なぜか不思議と足取りが軽くなる。
「出張じゃなくて、旅行だったら…」なんて一瞬よぎったけど、
それでも今、こうして沖縄の空の下にいられるだけでありがたい。

🏖️ 波の上ビーチにて
参拝のあとは、ほんの少しだけ足を延ばしてビーチへ。
出張中なのを忘れそうになるほどの青い海とまぶしい砂浜。
こんな景色を見ながら「生きてるだけでありがたい」と、ちょっと思えた午後。
🌊 「え、ここ那覇?」って思う絶景スポット
巨大な岩と青い海、そしてすぐそこの橋を車が走ってるこのギャップがなんか好き。
ここでのんびりしてると、仕事のことなんて一瞬忘れる。

海から離れて、国際通りまでてくてく徒歩移動。
旅行じゃないけど、出張でも沖縄の空気をちゃんと味わいたかった。
暑いけど、歩いてみてよかった。

【時が巻き戻るような商店街】

波の上ビーチをあとにして、国際通りへ向かって歩く。
すると突然、タイムスリップしたかのような通りが現れた。

えびす通り、平和通り、のれん街、市場中央通り――
アーケードの中に広がる、雑多だけどあったかい空気。
少し錆びた看板、昔のままのタイルの床、
汗の匂いとオリオンビールの赤提灯。

ふと、30年前の東京がよみがえる。
祖母に連れられて歩いた、地元の商店街。
似たような路地、似たような匂い。
もうとっくになくなったあの風景が、
沖縄のこの街角に残っているなんて思いもしなかった。

旅先で出会った“懐かしさ”に、
なんだか心をぎゅっと掴まれた。

📸 写真で見る“懐かしの通り”

① えびす通りの入り口
どこか力の抜けた感じが、旅人の心を迎えてくれる。
② 錆びたミゼットが印象的なオリオンビールの居酒屋
懐かしさ全開の店構えは、まるで映画のセットのよう。
③ 平和通り商店街のアーケード
昭和の空気をそのまま閉じ込めたような不思議な空間。
④ のれん街への小道
この先に何があるのか、吸い込まれるような細い路地。

【まずは老舗の足立屋へ】

最初に立ち寄ったのは、那覇のせんべろ文化を代表する老舗「足立屋」。

観光客向けというよりは、地元の常連さんがふらっと立ち寄るような雰囲気。
その空気感に身を委ねると、旅先の緊張も自然とほぐれてくる。

この日選んだのは、すももサワーと泡盛ロックを2杯。
そして「選べる1品つまみ」では、ちくわの磯部揚げをチョイス。
揚げたてのちくわにほんのり香る青のり、これが泡盛にやたら合う。

1,000円ぽっきりで、気分もお腹も満たされていく。
夕方16時すぎの明るい時間から、ふわっと酔いがまわる――
出張中であることを忘れそうになる、ゆるくて幸せな時間だった。

足立屋名物すももサワー
ドリンクメニュー
フードメニュー

【2軒目は有名店「米仙」へ】

1軒目の足立屋をあとにし、次に向かったのは国際通り近くの人気店「米仙(こめせん)」。

ここには以前、妻と娘と一緒に来たことがあり
その時に食べた肉寿司がとにかく美味しくて印象に残っていた。

今回もまたあの味が忘れられず、もう一度食べたくて再訪
相変わらずのコスパの良さと味のクオリティに大満足だった。

米仙名物1500円ベロ握り寿司
米仙名物石垣牛の握り
米仙名物フローズンマンゴーサワー

【飲みすぎ注意?でも楽しかった沖縄の夜】

米仙では、泡盛ロック、トマトサワー、フローズンマンゴーサワーと、気づけば3杯も飲んで、すっかりほろ酔い。

その前に足立屋でも3杯飲んでる。

そういえば、店に入る前にも国際通りを歩きながら缶ビールを2本と泡盛コーヒーまで飲んでいた。
完全にペース配分をミスってる(笑)

でも不思議と、酔いの中にも満たされた気持ちがあって。
ふと、「帰りには妻と娘にお土産買って帰ろう」と思えるくらい、あたたかい気持ちになれた夜だった。

【感謝とお土産】

しっかり飲んで、いい気分でホテルに戻る前に、ちゃんとお土産も忘れずに。
娘にはドン・キホーテでお菓子を妻には好きなラスクを買って帰った
こうして沖縄出張の夜は、心もお腹も満たされて終わった。

昔ながらの優しい味「パンの木」
家族で来たとき、妻が「え、これでこの値段!?」と感動していたラスクを思い出して立ち寄った。
素朴で温かい、昔ながらのパン屋さん。こういう店がまだ残っているのが嬉しい。
残り5個買い占めて妻のお土産に

最後に

ただの社畜の出張――そう思っていたけど、見方を変えるだけで、たった一日がこんなにも心に残る時間に変わるんだと気づかされた。
商談の機会をくれた会社にも、夜の飲み代を気持ちよく送り出してくれた妻にも、本当に感謝。

正直、今の現実は苦しい。でも、もっと苦しんでる人はたくさんいる。
下を見ればきりがない。でも、今こうして元気に歩き、笑い、美味しいものを食べて、少し酔えること――それだけでも、ありがたい。

今日はいい一日だった。
また明日から、もう一度がんばれる気がする。

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