
「もうすぐ当たる」──そう思い続けて30年弱。
「あと1回やれば戻せる」
「そろそろ当たるだろう」
「次は勝てる気がする」
──そんな風に思って、気づけば財布が空になっていた。
そして消費者金融からお金を無心する日々。
負けても、負けても、どこかで“期待”してる自分がいた。
俺は20年以上、ずっとその罠にハマってた。
ギャンブル依存者の思考パターン
競馬だったら「次当たれば取り返せる」
スロットだったら「そろそろ天井」
パチンコなら「確率的にもうすぐ当たる」
頭じゃわかってる。「そんなの、運だろ」って。
でも、どこかで自分だけは当てられると思ってる。
それがギャンブル依存の恐ろしさ。
「根拠のない自信」が、最も危険なんだ。
借金をしてでも続けた“言い訳”
気がつけば、常に数百万円の借金を背負っていた。
「今さらやめたって、もう戻せない」
「どうせなら、あと少し突っ込めば…」
そんな風に、自分を正当化する言い訳ばかりが口に出る。
実際は、取り返せる見込みなんてなかった。
ただ、自分が間違っていたことを認めたくなかったんだと思う。
やめた今だから言えること
ギャンブルをやめた今だからこそ言える。
結局、俺がハマっていたのは「当てたときの爽快感」だった。
スロットなら連チャンが続くときのあの気持ちよさ。
競馬なら、狙い通りに馬券が入ったときのドキドキと興奮。
──それがすべてだった。
最初は、少額で楽しめていた。
数千円の儲けで満足していた時期もあった。
でも、脳がバグる。
気づけば、2~3点に数万、いや数十万をつぎ込むようになる。
そしてたまに当たれば、100万、200万の配当。
──夢じゃない。実際にあった。
でも今思えばさ、冷静に考えたら分かること。
走ってるのは動物だ。
運なんて読めない。
やり続けたら、絶対にマイナスになる。
その事実に、ようやく今になって気づいたんだ。
あなたは、なぜやめられないと思いますか?
勝つため?
借金を取り返すため?
それとも、何かを忘れたくて?
本当は──負けても「次は取り返せる」って、自分に言い訳したいだけじゃないですか?
最後に。
この記事を読んで、「自分も同じような経験がある」「今まさに同じ状況だ」と感じた方がいれば、
ぜひコメント欄に思いを残してください。
誰にも言えなかった気持ちを、少しでも吐き出す場所として使ってもらえたら嬉しいです。
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